こんにちは。岡本です。
天候に恵まれ長かった桜の時期も過ぎ、
ツツジが綺麗に咲く時期となりましたが
皆さんこの爽やかな良い季節を健やかに
過ごされていることでしょう。
今回よりこのメルマガを初級麹士の方々へも
お送りするようにいたしました。
毎週金曜に私とエルビス先生(川合先生)が
交互に情報発信させていただいておりますので
よろしくお願いいたします。
さて麹造りにはとても適した季節になってきましたが、
皆さんご自宅での麹造り楽しんでいらっしゃいますか?
麹士講座では必ず製麹ノートに記入していただきながら
麹造りの実習を進めていますが、
ご自宅での麹づくりも必ず記録をのこしておくように
お伝えしています。
最近この製麹ノートは、日記というよりも
ジャーナルだなと思っています。

『ジャーナル』最近よく耳にするようになって
きましたが、日記とほとんど意味は同じなんですが、
「日記」は日々の記録やその感想を書くもので、
「ジャーナル」は頭に浮かんだことを自由に
綴ること…という違いがあるようで、
今日の出来事に対して、どんなことを
感じたかを書きます。
うれしかった、楽しかった、つらかった……。
などその時に感じた心の動きです。
「製麹ノート」も麹造りの温度や時間、
湿度などの“数値的なデータ”だけでなく。
“感じたこと”や“気づいたこと”を、
自分の言葉で記していくことをお勧めします。
たとえば、仕込みの日の朝、自分の体調や気分は
どうだったか。家族の様子はどうだったか。
麹に手を添えたときの温もりや香り、
触れたときの感触や
出麹の際に布を開けた瞬間ふわふわとした麹を
見たときに感じたこと。
そういった感覚とそのときの周りの環境や
心の動きなどを残していくことで、
より麹との繋がりが深まっていきます。
実際、私も長年麹を育ててきましたが、
「麹の状態と、自分の心の状態がつながっていた」
と気づかされることがよくあります。
気持ちが整っていた日には、麹の香りもやさしくて、
発酵が穏やかに進んだ。
逆に、焦りや疲れがあるときには、
なぜか麹もうまく反応してくれなかった。
そういう経験が記録から見えてきます。
是非麹士の皆さんも麹造りだけでなく
お味噌や甘酒、天然酵母パンなど造られる時にも
『発酵ジャーナル』に記録を残されてみてください。
あと月の満ち欠けとの関係なんかも非常に
面白いですね。
長い目で観察していくといろんな発見が
あると思いますよ。
今回は講座で使用している製麹ノートを
PDFでプレゼントさせていただきますので
ご希望の方は、メールで製麹ノート希望、
上級麹士又は初級麹士かも書いて送ってください。
あくまでもこのノートはサンプルですので
ご自分の使い勝手のいいように変えていって
ください。
明日から3日間講座ですので返信が今月末に
なりますが必ずお送りいたします。
ではまた。
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