こんにちは、岡本です。
まずは
前回のエルビス先生からのクリスマスプレゼントに
100名を超えるご応募をいただき誠に
ありがとうございました。
現在エルビス先生が当選者の皆様へ
クリスマスまでには
お届けできるよう発送準備をしておりますので、
少々お待ちください。
また石鹸が届かず当選できなかった皆さま
『本当に ごめんなさいm(__)m』
また企画いたしますね。
さて今回は日本の代表的な調味料お醤油に関しての
トリビアです。
私たちは小中高と日本史を学んできました。
石器時代から始まって縄文、弥生~平安、鎌倉、
室町、戦国云々
ところが現在の生活に一番直結する一番大事な
近現代史は、
駆け足で習ったような感覚ではないですか?
特に戦後1945年から約7年間アメリカの
占領地になった時代は
ほとんど学校で習った記憶がありません。
(私だけかな?)
この約7年間で私たち日本人の精神を骨抜きにする
様々なことがGHQによって行われました。
その一つが日本の伝統的な本醸造醤油の禁止です。
本醸造醤油とは
江戸時代に確立した醤油の伝統的製造方法で
大豆と小麦を加熱処理したものに『種麹』を接種して
『しょうゆ麹』をつくりこれを食塩水に混ぜ発酵・熟成させ
絞って醤油を造る方法です。
この伝統製法をGHQは、禁止してアメリカから持ってきた
油を搾った後の大豆カスを塩酸で分解してつくるアミノ酸液を
醤油として製造するよう指令してきたそうです。
とんでもない話ですよね。
ところが、ここで救世主が現れます。
そう『ウルトラマン』ではなく あの 『キッコーマン』
醤油メーカーであるキッコーマンの技術者の方々が、
伝統的な醸造技術を残すために
幾度となくGHQに掛け合い交渉続けた結果
アミノ酸液と本醸造醤油を混ぜるという折衷案を編み出し
伝統製法絶滅の危機を乗り越えたそうです。
現在もアミノ酸液を原料とした醤油は製造されているのですが

本醸造の醤油は全体の85%を占めています。
現在美味しい醤油がいただけるのもの当時の日本人の気概を
もった職人魂があったからなのですね。
本当に感謝です。
第8期の薬膳麹士講座が今月からスタートしました。
是非本醸造の丸大豆醬油をご自分の手で仕込んでみてください。
1年後にはどこにもない自家製の生醤油が絞れますよ。

今年も皆様にはお世話になり心より感謝申し上げます。
どうぞよいお年をお迎えください。
ではまた来年。
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